特化則非該当のウレタン塗膜(メッシュフリー)防水工法
「カイザーコート工法」
カイザーコート工法は、高伸長型ウレタンでありながら、高強度ウレタンの塗膜物性も保有した超ハイスペック防水材を使用することにより「メッシュフリー」を実現した省力化工法です。
様々な下地に対応可能で、改修工事にもおおきなアドバンテージを生み出します。
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カイザーコート工法の特長
1.優れた安全性
カイザーコート類(塗膜防水材)は「労働安全衛生法/特定化学物質障害予防規則」(特化則)において、特定化学物質に指定されている「MOCA」「TDI」を使用しておりません。
また、特別有機溶剤(エチルベンゼン等)、鉛、鉛化合物(鉛触媒等)、ホルムアルデヒド等の有害物質を含んでいないため、病院等の制約が生じるような場所でも安心してご使用いただけます。
○カイザーコート工法における特定化学物質(TDI、MOCA)含有について
分類 | 製品名 | 主剤 対象物質:(TDI) トリレンジイソシアネート | 硬化剤 対象物質:(MOCA) 3,3´-ジクロロ-4,4´-ジアミノジフェニルメタン |
---|---|---|---|
防水材 | カイザーコート(V) | 未使用 | 未使用 |
プライマー類 | ― | 対象外 | 未使用 |
トップコート類 | ― | 対象外 | 未使用 |
副資材 | 未使用 |
対象外:原料は使用しておりますが、トリレンジイソシアネート(TDI)の含有量が規制値以下(1%未満)となります。
未使用:原料自体を含有しておりません。
2.優れた作業性と工期の短縮
カイザーコートは塗り易さに加えて、超ハイスペック物性により補強布無しの施工が可能(メッシュフリー)です。
平場・立上り共に専用防水材がありますが、平場防水材カイザーコートに専用添加剤(キャボジール)を併用することで、立上りにも施工が可能です。
3.歩行が可能
耐摩耗性・耐衝撃性に優れているので、開放廊下やベランダ、ルーフバルコニー等、歩行頻度の高い床でも使用できます。(スポーツ床仕上げとする場合は、ご相談ください。)
4.シームレスで、仕上がりが綺麗
平場用の防水材は、セルフレベリング性を備えており、他の防水材よりシームレスで美観に優れた防水層が形成できます。
5.軽量で、屋根に負担をかけない
薄膜で防水性の強い塗膜が形成できます。その為、屋根にかかる荷重を軽減できます。
6.複雑な形状の下地に対応
塗膜防水であるため、シート系防水材が苦手としている複雑な納まりの施工箇所に適しております。
7.超ハイスペック塗膜物性
一般的なウレタン塗膜防水材と比較して「引張強さ」「引裂強度」に優れています。
8.JIS規格に適合する確かな品質
カイザーコートは、「JIS A 6021 〔建築用塗膜防水材〕ウレタンゴム系高伸長形・高強度形」の両規格でJIS認証を取得しています。
9.色彩豊かな防水層の形成
カイザーコート工法用の保護塗料は、様々な着色があり、色彩豊かな防水層の形成が可能です。
防水層を長くお使い頂くために
防水層を長くお使い頂くためには、「どういった防水仕様を選定するか?」「建物をどう設計し、施工するか?」「防水層の劣化を抑えること」「防水層をどう維持管理していくか?」等が重要となります。
以下の内容をお客様が施工前に選択することや施工後に行うまたは守ることによって、より長く防水層お使い頂くことが出来ます。
1.種類が豊富な選べるトップコート
ウレタン塗膜防水は露出防水工法です。露出防水工法は紫外線等による劣化を防ぐ為に、トップコートが必要となります。
トップコートは「シリコン」や「HALS」等を処方した「高耐候性トップコート」、遮熱性能を付与した「遮熱性トップコート」「トルエン・キシレン未含有」の「環境対応品」を選択することが出来ます。
シリコン:耐久性の向上が期待できます。
HALS :紫外線(UV)に対して有効な構造を有しています。
遮熱:近赤外線反射性能に優れた熱反射性顔料を使用することで、薄膜・濃色でも優れた遮熱効果を発揮します。また、防水層の温度を低減させるため、防水層の保護効果があります。
環境対応品:トルエン・キシレン等を使用しない環境負荷を低減した製品(TXフリー)。
2.防水層の維持管理
防水層を長くお使い頂くための施工後のメンテナンス資料です。
その他関連材料
床材との相性も抜群「ファインウォーク・ファインステップ」
カイザーコート工法は、床材との相性も良い製品です。弊社では、床材である長尺塩ビシート「ファインウォーク・ファインステップ」も取り扱っており、カイザー防水と一体化した防水層を形成できます。